2009年10月04日
神様のカルテ

心温まるヒューマンドラマ。小学館
この本を興文堂さんのマルモさんの
ブログで知って図書館にリクエスト。
だいぶ待って手元にきたら、
おニューだった。第1号!
しおりが処女のままじゃん

後に数人つい
ているから期
日までに返し
てと言われた
人気本なんだ。
【 医療の現場から人間賛歌 】
生死を分ける過酷な医療の現場から、ユーモア溢(あふ)れる人間賛歌が誕生しました! 夏川草介氏は人生で初めて応募した本作により、第10回小学館文庫小説賞を満場一致で受賞。30歳の現役医師が綴(つづ)った、読んだ人すべての心を温かくする物語です。(小学館・1260円)サンケイ新聞より
作者は、信大の付属病院に勤める医師。
主人公は、信州にある「24時間、365日対応」という過酷な病院で働いている内科医。
夏目漱石を敬愛するあまり古風な話しぶりを院内でもするため変人扱いされ、
山岳写真家の妻ハルさんを愛するアウトローな青年医師である。
松本が舞台とあらば、アチコチにはは~んてな固有名詞が散りばめられている。
どこの病院かも。特に産婦人科が閉鎖になったくだりで、やはり

3部作になっているが、
1話(満天の星)を読んだところで、正直投げ出したくなってしまった。
軽いタッチでどんどん読み進められるが、うん?コレが?う~ん

2話(門出の桜) 3話(月下の雪)で心温まるヒューマンドラマだとうなづけた。
最先端医療と、片や医療の底辺を支える田舎の緊急病院。
年寄りやアル中や末期ガン患者と向かい合い、ともに時間を過ごす。
ここに、最先端医療は必要なのかという医師の疑問。
病んで孤独の辛さの渦中にいる人の孤独をやわらげてあげたい。
《 死にゆく人に、可能な医療行為全てを行う、ということが何を意味するのか、
人はもう少し真剣に考えねばならぬ 》 はっきり問いかけている。
人工呼吸の機械で無理やり酸素を送り込み、数々のチューブにつないで、
回復する見込みのない人に、大量の薬剤を投与する。
これで心臓が動いている期間が数日のびるかもしれない。
だが、それが本当に" 生きる "ということなのか?
彼は、末期ガンの孤独な老婆に 《できることの全て》 をほどこすことをやめる。
このことに、題名の「神様のカルテ」が生まれたのだと解釈した。
老婆は主人公に感謝の手紙を残してあった。
死ぬときまで、周りの人、看護師たちを気遣い癒しの言葉を忘れない。
(私はいったいどんな最期を迎えるのだろうか。。。。)
主人公の名前は、「一止」(いちと)。一文字にすると「正」
これがなかなか意味深なのだ。 (興味ある人は読んでみてね)
タグ :本
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書籍「神様のカルテ」★★★☆
夏川草介 著、小学館、2009/9/1初版(2009/11/15第四刷)
→ ★映画のブログ★
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夏川草介 著、小学館、2009/9/1初版(2009/11/15第四刷)
→ ★映画のブログ★
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書籍「神様のカルテ」奇跡は時に何でもないことのようにひっそりと起こるのだ【soramove】at 2010年04月06日 19:30
この記事へのコメント
お忙しいのに、良く本を読まれていますね。
私の知り合いにも延命治療をされていた方がいました。
1年近く・・・意識もないのに。
亡くなられた時、本当に安らかなお顔をされていました。
ご本人も延命は不本意だったのではと思います。
家族の満足でしかないように思えます。
でも実際愛するクリスティーが病に倒れたとき
どんなことをしても助けたいと思いました。
やはり愛する人(犬であっても)とは少しでも長く一緒に
いたいと思うものですね。
この本読んでみたくなりました。
私の知り合いにも延命治療をされていた方がいました。
1年近く・・・意識もないのに。
亡くなられた時、本当に安らかなお顔をされていました。
ご本人も延命は不本意だったのではと思います。
家族の満足でしかないように思えます。
でも実際愛するクリスティーが病に倒れたとき
どんなことをしても助けたいと思いました。
やはり愛する人(犬であっても)とは少しでも長く一緒に
いたいと思うものですね。
この本読んでみたくなりました。
Posted by すがりん at 2009年10月05日 00:27
>この場合、治る見込みのない病気、という限定ですが。。。
私にもとても関心事なのです。
かの諏訪中央病院の医師は言いました。
体が受け付けなくなっているのに点滴をし続けるのは、
《土佐衛門》の死ということだと。
クリスティーは急病だったから、その死を受け入れがたかったと思う。
アノ場合、1週間は少なすぎるくらいだと、
もしも私があなただったら、やはりそう思うよ。
ウチのパズーは、ガンと宣告されて2ヶ月近く、
徐々に衰弱していき、最期は食事を拒否。静かに消えるように。
「死」というものを教わったような気がしていますよ。
私にもとても関心事なのです。
かの諏訪中央病院の医師は言いました。
体が受け付けなくなっているのに点滴をし続けるのは、
《土佐衛門》の死ということだと。
クリスティーは急病だったから、その死を受け入れがたかったと思う。
アノ場合、1週間は少なすぎるくらいだと、
もしも私があなただったら、やはりそう思うよ。
ウチのパズーは、ガンと宣告されて2ヶ月近く、
徐々に衰弱していき、最期は食事を拒否。静かに消えるように。
「死」というものを教わったような気がしていますよ。
Posted by うたかた夫人
at 2009年10月05日 01:27

はい、読みます。
図書館で、リクエスト〜♪
待たされるでしょうねっ。
図書館で、リクエスト〜♪
待たされるでしょうねっ。
Posted by シマ
at 2009年10月06日 08:50

>シマさん、信毎では記事になっていたようですね。
軽いタッチでどんどん読めます。3時間もあれば。
近頃は、本も新聞も文字が大きくなっていて助かるわ(笑)
シマさん、お医者さんの日常って、すごく過酷な状況なのねぇ、
ぁ、でもシマさんちはお偉いさんになってるから。。。。
軽いタッチでどんどん読めます。3時間もあれば。
近頃は、本も新聞も文字が大きくなっていて助かるわ(笑)
シマさん、お医者さんの日常って、すごく過酷な状況なのねぇ、
ぁ、でもシマさんちはお偉いさんになってるから。。。。
Posted by うたかた夫人
at 2009年10月06日 09:05
