2013年10月16日

美しい人イングリットバーグマン

あの「カサブランカ」で 一世を風靡したバーグマン美しい人イングリットバーグマン
 往年の大女優の最後の出演作という
 どんな風に彼女は歳を重ねてきたのだろう

 塩尻の FROM EAST icon16 icon17
 [ 秋のソナタ ]

 イングマール・ベルイマン監督
 1978年作
 バーグマン没後30年の昨年
 デジタル・リマスター版というらしいが
 ありがたいね 名作が次々と甦る!

 美しい人イングリットバーグマン美しい人イングリットバーグマン
 秋のソナタ
 バーグマンの63歳のころ
 まだまだ充分に美しいね face02


ストーリー は、母親と娘の確執を描いた作品です。
国際的なピアニストで、恋愛経験もきらびやかな母親と、
抑圧された育った娘との、壮絶な確執を描いた人間ドラマ。
    我が子を犠牲に芸術に打ち込む母親という
    自らの人生と重ねあわせるかのような、劇的なシチュエーションに
    バーグマンは監督と激しくぶつかり合ったそうです

わたしは自分が母親と言う立場からの身びいきからか
母親の方を擁護したくなった(彼女が美人だから?美人は得?)

娘は非難する。ありのままの私では愛されず認めてもらえない
それだけはわかったわ 私は恐怖におびえて自信を失った
ママが望むことを言い、望むようにした・・・
(30代かな) 今でも母親の呪縛から逃れられなくて苦しんでいる 

母親も 自分も生まれてから孤独で淋しかった
ピアノだけが心の拠り所だったと話す

しかし 娘は母親を理解しようともせずに 自分の感情だけを爆発させる
このあたり 非常に感受性の強い娘だと思わせられた
娘には父親ほども歳の離れた牧師という夫がいて 彼はありのままの妻を愛しているのに


ひるがえって わが身にてらしあわせてみた
戦後の混乱期に生まれた私 
両親は5人の子どもを育てるのに 食べて教育するのに一生懸命だったな・・
商売をして 田畑があったおかげで食べることはできたが
病弱で入退院を繰り返していた母に何を期待できたろうか・・
だからといって 長じてから 母親を責めたりしたことはなかった

学校で 職場で 結婚生活の中で 人は学んで人になるのだと思うから

   生ぜしもひとりなり 死するも独(ひとり)なり
   されば 人と共に住するも独なり
   そいはつ(添い果つ)べき人なき故なり
    これは一遍上人の法語です


タグ :映画

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Posted by うたかた夫人  at 07:00 │Comments(10)趣味

この記事へのコメント
うたかたさま

おはようございます。
この映画機会があれば 見たいです。

母娘の関係って…なかなかムズカシイものだと
感じています。
これから先の自分と娘達との関わり方も
どうなるかな?と考えたり。

うたかたさまの
人は学んで… のコトバが胸に響きました!
Posted by yoneyamayoneyama at 2013年10月16日 07:25
イングリットバーグマン
美しいですねぇ

私も母を擁護したくなるかも・・・


>生ぜしもひとりなり 死するも独(ひとり)なり

これに気付いてから寂しくなくなりましたね

結婚生活中が一番寂しかったです^^;


20日浅葉野庵で辻幹雄さんのコンサートがあります
いかがでしょう?
Posted by RANIRANI at 2013年10月16日 08:26
うたかた姉さま、おはようございます。

イングリットバーグマン 素敵に年を重ねられましたね。
昔のプロマイドしか、見たことありません。
映画は、子供の頃見ましたが、お顔は鮮明に、
覚えていません。

母と娘。
娘がお年頃には、いろいろありました。
それでも、母として、自分の道歩んで来ました。
その時、娘にしてあげれることを、見つけて。
大学生活や、東京で就職し、離れていた時期が、
2人を繋げてくれたかも知れません。
母は、自分の背中を見せるしかできませんでした。
今は、娘も母になり、きっと昔の母の事、
いろいろなシーンで、思い出してくれるといいな!

人は学んで人になる。
心に沁みました。
(*^^*)ニコニコ
ありがとうございます。
Posted by lilymasakolilymasako at 2013年10月16日 08:28
>>. Yoneyamaさん、こんにちは~^^

娘に限らず親子関係ってムズカシイものだと思います
何でも言える仲良し親子は少ないんじゃないかしら?

よく洋画などを見ていますと
「愛してる」「生きがいだよ」なんて繰り返し言ってますが
それが本心でないことを当事者が一番よく知ってるんだなって思いました
わだかまりも、時が解決してくれるだろうとタカをくくっている私です

良かったら、一度レンタルして見て下さい☆
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2013年10月16日 12:43
>> RANIさん、久しぶりにバーグマンを見たくてね^^

外国人って骨格がしっかりしている分
老いても美人ですねぇ☆

誰のせいでもない、すべては自分に帰着するんだと思うよね

20日浅葉野庵で辻幹雄さんのコンサートの件、
懐かしい場所、辻さんの11弦ギターも10年ほど前ですが聴いたことあるけどね
記事を見て知っていたけど
20日、人を迎える予定が入っていてそちらへは行かれないのよ^^;
11月初めにそちらへ行きますがね
この前頂いた植物、どっこいどんどん成長しているよ!
一度写真撮ってみせたいなぁ^-^
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2013年10月16日 12:51
>> lilyさん、こんにちは~^^

Lilyさんは娘さん夫婦が近くに住んで、心強いことですね
とっても仲良し母娘だわよね、羨ましいほど^_^

ラスト、この映画では娘が母親に手紙を出すのだけれどね
まだ間に合うと・・・

私は娘が結婚した時、大げんかしました
その後、この映画のように娘から一通の手紙が届いたの
もう20年間、大事に密かにしまってあります
娘から、感情的になってしまってごめんなさい、って謝罪文
あぁ、この子はまだ良識を持っていると安心した記憶があります☆
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2013年10月16日 13:01
うたかた夫人 こんばんは~
ううぅ~ん イングりットバーグマン♪
女優らしい女優さんですね♫
本当に いい年を重ねられて美しい
期待を裏切ってないことに拍手です♪
娘は 母の素晴らしさを知っているからこそ
母に追いつけない焦りを感じるのでしょうね
でも それは 親に対する甘えなのでしょうね?

うたかた夫人は 娘時代も大人だったのだと
思います♫
母親を守ってあげなくてはとか 母親に元気になってもらいたい
と きっと願う気持ちが強く 自立していたんでしょうね
考えさせられる映画のようですが いい映画だったんだと
思います
(=^・^=)
Posted by 福寿荘 女将福寿荘 女将 at 2013年10月16日 23:31
>> 女将さん、こんばんは~^^

往年の大女優には、期待を裏切らないでほしいね
太ってもいいけど、雰囲気は保ち続けてほしいわ~
来月だったかな?
今度はジャンヌモローを見に行きますよ~

娘の気持ち、息子の気持ち、他者の気持ち、
なかなかわかりませ~ん^^;
きっと言葉が足りないのだと思いますよ
その言葉にしても、人を傷つける凶器にもなる・・・

女将さん、いつも温かい言葉掛け、ありがとね(嬉)
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2013年10月17日 00:08
うたかたさま

おはようございます。
みなさんのコメントを拝見し、またコメントを…。

ずっと仲良く付き合っていきたい、
いかなくてはならない身近な人との
付き合い方こそがムズカシイなー、と。
日々、一丁前に悩みだけはあります!(自慢にもならない 汗)

みなさんそれぞれ抱えていること、それと
どう向き合っていくのか…
どれもこれも人として学ぶのですね。
Posted by yoneyamayoneyama at 2013年10月17日 07:51
>> yoneyamaさん、おはようございます^^

ほんとうに・・
身近な存在、夫婦、親子の関係が一番ムズカシイとつくづく
もういいわって、切ってしまえるわけではないから・・・

人を変えることなんて至難の技
ならば 自分を変えまひょか?
これもムズカシイ^_^;

結局 自分も含めて相手のありのままの人格をどう受け入れていくのか
そのことに尽きると思のですよ☆
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2013年10月17日 08:07
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