2009年08月11日

ストリート・チルドレンの「チョコラ!」

ストリート・チルドレンの「チョコラ!」
   NPO法人松本CINEMAセレクト上映会
       (次回は8/21 マリアカラスの真実)
   監督 小林茂
   音楽 サカキマンゴー
   ドキュメンタリー

   【チョコラ】とは、スワヒリ語で「拾う」を意味
   する。生活のためにくず拾いをする
   ストリートチルドレンをさし、侮蔑的な意味
   合いを含んでいる。



   1回限りの上映ですが、松本を中心に活動している自主上映会。
   FROMEASTもそうだけど、中信地区はこうした自主上映会が盛んで嬉しい。
   上映後、監督とのトーク Q&Aがあったのに、知らずに予定が詰まっていて、退場してきたけど
   一緒に観た友人夫婦はトークに参加してきて、トークの方が良かったと言っていた。
  

ストリートチルドレンといえば、以前アジアのストリートチルドレンが報道されて、知った言葉だ。
生きていくためには物乞いもする。 
嘘もつくし、物も盗む。
タバコやシンナーを吸うことだってある。
ケニアのストリートで生きる7歳~15歳くらいの子供たち。
エイズや貧困など生活環境は苛酷だ。
でも、陰惨さはない。民族性みたいなものかな。
空き缶をたたく。自動車もたたく。まるでリズムを刻んでいるように。
そう、このリズム感は彼らの天性のものだろう。

映画全編に響く不思議な音色は、" 親指ピアノ " と呼ばれるアフリカの民族楽器だそう。
奏でているのは、サカキ・マンゴーだ。
いままでに、慣れ親しんでこなかった奇妙な民族楽器の魅力。
昨日の記事のアフリカンドラムも 良かったわ~
素朴ながら、リズム感のある人の手になると、生き物のように音が踊りだす。
そして、私の脳にいつまでも繰り返しこだまするのだ。


かなり危なっかしい思春期の彼らではあるけれど、
青空暮らしのくず拾い生活だけど、したたかに生きている。
彼らの生きるエネルギーには圧倒されちゃう。

この国の過保護で豊かな子供たちとは雲泥の差がある。
昨日の映画でも思うところだけど、どこの国の子供に生まれてくるかで人生かなり違うゾ。

動画を見たい方は ↓ ご覧下さい。
    http://eiga.com/movie/54344
 
  


タグ :映画

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Posted by うたかた夫人  at 07:00 │Comments(2)映画

この記事へのコメント
お早うございます。
常々思いますね、単なる偶然で日本という国に生まれてきただけで、こんなに奢って生きていていいのかっな〜?って。
自分はもちろん、子供達。
うたさんのおっしゃる通り、こんなにひ弱で覇気が無くて、世界に出て行けば、シュンとなって帰ってくるのではと思います。
人間はその場になれば、逞しく、また、慣れる者だとも思いますが、いいんかな〜、こんな毎日でね。
Posted by シマシマ at 2009年08月11日 07:43
> シマ さん

     政治は3流と言われているけどね。(笑)  平和な国に、
     この国に生まれてきたことを素直に喜びたくなりますよ。

     まさしく雑草のように逞しくて、
     ナニが一番って、仲間と助け合って生きる根源的な生に圧倒されます。
     この助け合いの精神は、豊かさとシーソーしてないかなぁ。
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2009年08月11日 19:38
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