2009年10月29日

映画「沈まぬ太陽」

映画「沈まぬ太陽」  原作は 山崎豊子
  私はベストセラーというのが
  どうもニガ手で原作読んでません。

  まぁ ほんの気まぐれで見てみました。
  珍しく3時間20分モノだし。。

  見終わって、さぁ どうかなぁ。
  映画館で見るまでもなかったかな。


【あらすじ】
昭和30年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命じられた。かつて共に闘った同期の行天四郎が組合を抜けてエリートコースを歩みはじめる一方で、恩地は家族との長年にわたる離れ離れの生活で焦燥感と孤独に追いつめられ、本社への復帰を果たすも不遇な日々は続くのだった。そんな中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こり…。


今秋、「不毛地帯」が唐沢寿明主演で半年をかけて完全ドラマ化されるという山崎豊子ベストセラーのひとつ。

「沈まぬ太陽」も、ドラマ化されたものでも良いんじゃないか、と正直な感想。

恩地元の真摯な姿勢は,理想のリーダー像だし、
良い役どころを、熱演していた渡辺謙だけが印象に残った。

でも、それじゃぁダメだと思う、ヘソ曲がりな私。
好対象役の三浦友和、仲間の香川照之、などの心の闇の部分だって
もっと丁寧に描いてこそ、恩地も光るというものだ。
どうも 一人勝ちの映画は、クサイなぁと思うのだけれど。。。
それには、3時間でも短い。

だから連続TVドラマでいいんじゃないかということになる。

映画的なスケール感にも欠け,
重厚な社会派にはなっておらず、3時間半でも尚 消化不良。

しかし、アフリカの地平線は、素晴らしい!  ホント 素晴らしいのだわ★

私の感想は ★★★☆☆


沈まぬ太陽 - goo 映画
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Posted by うたかた夫人  at 07:00 │Comments(6)映画

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「沈まぬ太陽」★★★★
渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二
若松節朗監督、202分、2009年、2009-10-24公開



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出演:渡辺謙(怪物)三浦友和 松雪泰子 鈴木京香 石坂浩二 香川照之 宇津井健 
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この記事へのコメント
映画館にちょっとトラウマ的感覚がある魔女ですが
けさのTVで謙さん泣きながら舞台挨拶してたので
ちょっと見てみようかなぁ・・・
それとも原作よもうかなぁ、と思案していたんです。
母が持ってるから
やっぱ 自分で読んでみよっと。

映画それからにします。
Posted by 北の魔女北の魔女 at 2009年10月29日 09:28
   >男が泣くのって、チョット好きだったりするけどね(^_-)-☆
     でも、舞台挨拶で泣くというのは。。。。

     映画を見ている観客をいかに泣かせるか、デショ。
     この映画では不思議なことに涙はあまり出なかったヮ。
     私 結構涙もろい方だと思ってるけどねぇ。

     飛行機事故の遺族の描き方は丁寧で、
     このあたり 涙を誘いましたよ、さすがに。

     そりゃぁもう 読んだ方が、社会派ドラマの深みを感じ取れると思うね。(^-^)ノ
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2009年10月29日 19:08
そういえば私はもう何年も映画館で映画を見ていないな、
アフリカのサバンナに沈む夕日なんて、TVで観ても
あまり感激しませんよね。
Posted by igotenigoten at 2009年10月29日 20:32
    >実際には見たことがありませんけどねぇ、
      サバンナに沈む夕日はよく写真で見たりしますね。
      目を奪う、という感じです☆

      ア そうそう、今回 枠で囲むというの、コピーさせてもらいましたよ。
      ありがとうさん(^-^)ノ
Posted by うたかた夫人 at 2009年10月29日 23:58
さすがに第5巻にも及ぶ長編小説の映画化には無理がありましたか・・・
沈まぬ太陽、大好きな小説なので映画も見に行こうかな~
なんて思ってましたが、う~んどうしよう(笑)
Posted by まつおかまつおか at 2009年11月01日 12:14
   >原作を読みましたか。エライなぁ。私は読んでないから。。

     迷うんなら、見に行くといいんじゃない。
     長編だからって、料金が倍になってないし。。倍とられるかって心配してた(笑)
     私が《あまのじゃく》なだけよ。
     ちょうどJALの問題も深刻化しているし、リアルだよね。
     
     私の場合は、長編であればあるほど、読んだ後の映画というのは
     ないんです。
     原作を読んだときの自分のイメージが崩れるのをたいてい経験してきたから。
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2009年11月01日 13:06
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