2009年07月03日

動物的直感 酵素について ⑨ 

動物的直感 酵素について ⑨    大河の一滴 (幻冬舎文庫) (文庫)
   五木 寛之 (著)


   この本は、もう20年くらい前に読んだ。

   氏は、かつて  ガン細胞というものを

   【 超特急で走りながら

   止めてくれぇーと悲鳴をあげている列車 】

   に例えている。




人間は ただ生きているというだけで、すごいのだ。
自分の命が どれほどガンバッテ 自分を支えているか。



以下抜粋

免疫という働きも、微生物とかウィルスというものに対して
私たちが遊んでいる間も、寝ている間も、休むことなく、
体の中でミクロの闘いをくり返しつつ
私たちの健康を維持しようとする営みが、日夜行なわれている。

酸素を補給し、養分を補給し、血液が流れ、リンパ球が活躍し、
そんなふうにして、存在だけでも、
私たちが自分で意識していることの百万倍ぐらいの努力が、
この小さな体の中で行われながら
一日生き、十日生き、十年生きるわけです。



五木さんは、病院へ行かないが、
逆に自分の体から伝わってくる声にはよく耳を傾けているそうだ。
手足の先はすごく大事。右足の親指はイチロー、その隣がジロー。足の指にそれぞれ名前をつけ、
朝晩必ず足を洗いながら、それらの声を聞いているのだと。

戦後の焼け跡や引き揚げの中で身につけた知恵とは、
高尚な理論よりも、 動物的直感 というものを大事にすることだった。

あれもこれも便利になって、依存することによって、
自分の感覚で判断する必要がなくなってしまうと、五感が眠ってしまう。


《続く》


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Posted by うたかた夫人  at 07:00 │Comments(4)読書

この記事へのコメント
20世紀の医学は悪いところは切って落とす、
病原菌は薬で殺すと言った外科の世紀であった。

しかし20世紀後半から21世紀になり、
膠原病や心身症、アレルギーや花粉症など
外科の手法ではどうにもならない病気が増えてきた。

そして本来人間が持っている治癒力の回復や
心のケア、細菌や環境との共生に目が向けられ
始めている。
結局はこの2つが融合して初めて理想的な
医学が誕生するのかもしれない。
Posted by igotenigoten at 2009年07月03日 08:21
魔女もほとんど病院に行きません。
身体の声に耳を傾け、病巣もあるのですが特にそれが悪いことをするわけではないので、気にはしていますが 苦 にはしません。
動物的直感で生きてます。

いつ死んでも後悔はありませんが、人に迷惑をかけて生きるのは心苦しいので
ピンコロできるように、せっかくある酵素飲もうかなぁ・・・
いやいや、あんなの飲むなら・・・うううぅぅ

うたかたさま手作りの酵素もOズOのですか?
Posted by 北の魔女北の魔女 at 2009年07月03日 11:13
うん、身体の声を聞き取るのってとっても大切。
人間の身体って不思議ですよね。。。


来週映画愛を読む人を見に行きます♪
楽しみです。
Posted by キャベツ酵素より♪ at 2009年07月03日 20:21
> igoten さん

     まさにその通りね!

     もう15年も前のミリオンセラーになった本「脳内革命」
     この本で、東洋医学と西洋医学の融合という考えを学びましたよ。


> 北の魔女 さん

     動物的直感、もっていたいよね~☆
     
     わたしの手作り酵素はね、初恋の味、って言いたいところだけど、
     濃厚な甘酸っぱさ、かな。これを薄めてレモン少々。
     私はキャベツ酵素も作っているから、これで薄めているけどね。
     美味しいわよ~☆今度さしあげましょう(^_ -)-☆


> キャベツ酵素♪ さん

     まぁ お久しぶり♪
     そうそう、手作り酵素の写真、UPしなくっちゃ!

     「愛を読むひと」 ハンカチお忘れなくね。
     ラスト、静かに泣かせます。
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2009年07月03日 21:10
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