万葉びとのロマン
図書館でなに気に借りた本
初心者向けなやさしい解説に
すっかり気に入ってしまって
amazon で古本を注文
20年前の本なのに
写真が美しくて驚かされた
カメラは今でこそ進化著しいが
古代の万葉びとの豊かな情趣
『万葉集は不滅の文化遺産』と
万葉の歌に登場する植物は150種ほどあって
なかで観賞用の花は20%ほどで 他は生活に役立つ植物だという
食用 薬用 衣料 染料 建築材にもちいられていたという
ほとんどが観賞用の現代とちがって 生活に密着していて味わい深い
歌一首か長唄にまつわる植物の両方を平明に説明してくれる
私が好きで庭に植えた植物も登場してるので万葉びとのロマンを偲んでみたくなる
たとえば 今が盛りの「ヒオウギ」 古代人は「ぬばたま」と呼んでいた
ヒオウギの種子が艶のある漆黒の丸い実なので 黒とか髪の枕詞になっている
(万葉古名と今の和名とが違う場合も多く 戸惑っちゃう )
居明かして 君をば待たむ ぬばたまの わが黒髪に 霜はふれども
(あなたがお出でになるまで私は待っています。たとえ夜が明けても、
わたしの黒髪が白くなるまででも、待っています。
だからかならず来てください)
この花が懐かしくて何年か前に道沿いに咲かせている方から譲ってもらった
でも どうしても名前がわからない
やっと一昨年 ネットで検索していてわかったときの嬉しさ!
「檜扇」 「緋扇」 「ヒオウギ」 名前もステキだね
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